吊り込み機で作るスリッパと縫製だけで作り上げるスリッパとに分かれます。
生地と部材の裁断でも、表地、裏地、中敷、中芯(ボール紙)、底材(ソール)と最低でもこれだけ裁断工程があります。
縫製用スリッパのヘリに使う巻きテープは、テープカット専門業者に依頼をしています。踵部のクッション材(ウレタン)は、ウレタン加工業者から取り寄せています。
裁断された表地と裏地を貼り合わせるために、ラテックス(生ゴムをアンモニアで溶かした接着剤)を接着用ローラー機に入れ、生地に糊つけをします。
貼り合わせた生地に特殊ミシンでジグザグステッチ包み加工を行います。
中敷も、中芯(ボール紙またはポリプロピレン)にクッション材を踵部に貼り付け、中敷用の生地と貼り合わせをし、特殊ミシンで包み加工を行います。
加工されたハネ(上部の生地)と中敷を吊り込み機でスリッパの形にします。
次に、底付けを行います。底付けについては特殊な接着剤で貼り合わせて圧着機にかけて完成となります。
縫製スリッパは、ハネと中敷を特殊ミシンで縫い上げてから、ヘリにテープを巻き縫いをし、底を特殊ミシンで縫い合わせて完成となります。
縫製スリッパのほうが少ない工程数となります。
豊富な種類のスリッパとサイズがあるため、多くの吊り込み機に数えきれないほど裁断の金型を備えています。
お客様独自のオリジナルスリッパを製作するうえで、熟練の製造スタッフが、入念に丈夫な履きやすいスリッパを作り上げています。